部屋とYシャツとコラム - ブルーアイスを愛す

近世のアイス事情は熱い!アイスが溶けちゃうくらいに熱い!でも今年の7月は涼しい!それでもアイスは食う!今、ブームとなっているクーリッシュ。見た目はウィダーインゼリーですが中味はロッテの爽がややクリーミィになった感じ。価格も100円で似たようなものがあるハンディシェイクやアイスガイの方が好きですが、クーリッシュもまた魅力的な味をかもし出しています。何よりCMの永井大がカッコイイ。だがしかしクーリッシュ程度を軽く凌駕するアイス界最高峰のアイスが存在する。その名は「プッシュポン」。細長い筒状のパッケージに入ったシャーベットを押し出すというシンプルなものですが、味に関してはどのアイスよりも上、シャーベットだから夏にモッテコイの爽快な食感。そして80円という良心的価格、量の不満なぞどこ吹く風。食いたきゃ2コ買え。残念ながら流通量が少なく、仕入れても夏全盛前に売り切れ締めしてしまう悲しい末路を毎年辿っています。1年に1度の短いプッシュポン期間、ガンガン食べてサッパリした夏を過ごすのが日課ではなく年課となっています。こういう場合は年中行事と言うのかな?

これでコラムが終わっていれば問題はなかった。しかし、かのプッシュポンでさえも超越する宇宙最高のアイスが存在していたのだ。それはほとんどの人の耳にも入らず、知名度は地方の居酒屋よりも低い。そんなマイナーなアイスに出会った幼少時、ボクはアイスの本当の味を知った。これがアイス、これがバニラなのだ。他のアイスは紛い物で、我が舌は騙されていたのだと悟った。そのアイスの名こそ「ブルーアイス」。特別青いわけでもない安っぽい紙製のカップアイスに、フタというよりは落としブタのようなフタ。デザインも古めで絶対若者受けしなそうなそれは自身の真価を際立たせている。そして、味。これこそが純たるバニラアイス。不純物や無駄な化合物のないバニラそのもの、昨今のアイスでは味わえないしなやかで絶妙なやわらかさ。その2つが混合し昇華され、宇宙最高アイスの座に君臨し続ける理由なのだ。でもマイナーだから宇宙の座なんて誰も見ないんだけど。ボンボンアイスよりもスイカバーよりもメロンカップアイスよりもオレンジカップアイスよりもピノよりも、そして…プッシュポンをも上回るブルーアイス。そんじょそこらのコンビニでは200%売ってません、売っているとすれば田舎のスーパーか駄菓子屋だろうか。ボクも探してはいるのですが見当たらず、生産しているかどうかも怪しいです。どなたか見つけた方、あるいはこのアイスを知っている方はぜひけいじ板にご一報下さると管理人は喜びます。

※もしかしたら雪印の「バニラブルー」というアイスがそれにあたるのかもしれませんが、どう見てもパッケージが違っているのでリニューアルされたのか全くの別物なのかは不明です。

追記。2007年10月6日現在の見解として、ブルーアイスという商品名自体が管理者レートの勘違いで、最初からバニラブルーという名前でした。パッケージが違うのは単にリニューアルしただけで、落としブタ式の旧パッケージにも「バニラブルー」とありました。大変失礼致しました。プッシュポンの紛い物が大横行…。

恐らく最終追記。2008年12月の時点で『バニラブルー』の名を関する商品はすでに公式サイトからはなくなっており、生産は終了した模様。意外と類似品を見かけることも多いので、今後はそちらを愛したいと思います。