よぉし、先週の日記を書くぞぉ。ここ最近では最も大きな行動だった先週の金土の日記があまりに膨大過ぎて明日書こう明日書こうと一週間経った。さぁ書いてみようと思ったらHTML的に挫折して日付をどうやって記述しようか迷って面倒だから十日にまとめた。datetime
で日付跨ぐのってどうやって書くんだろう。そんなこたぁどうだっていい。第二パラグラフから。
九日金曜日。平日だから余裕だろうと思ってたけどド午前中でも電車結構ギッシリ。Xperia SXで音楽聴きながら僕電でも読もーってタイミングでSXのデータベースが死ぬ。具体的に述べると、音楽と画像が全部二重になった。ランダム再生する分には全く問題ないけど落ち着かないのでClean Masterでキャッシュを消したりmicroSDを抜いて再起動を繰り返したりあれ着いちゃった。音楽も小説もダメだった。新越谷駅前のローソンかファミマでネットプリントを使って入場券を印刷。便利な時代になったもんだ。南越谷から順調に乗り換えて海浜幕張。うわすっげぇ人いる、動員力あるなCEATEC、そして数年ぶりの海浜幕張駅がスーパー潤ってる。駅テナント街なんて一億年前はなかった。改札前のコンビニが北口のこじんまりした下段に移動して目立たなくなっていたので慈悲の気持ちでペットボトル購入。いつもと違うルートでメッセ向かいながら久々のGX7でパシャパシャ。印刷した入場券をタグに入れていざ入場。今年のCEATECは東芝もSDアソシも不在とわかっているのでワクワク感は2%くらいしかないですが、なにか少しでもトランスファーできればと思い。色々と細かくおもしろそうな物はありましたがもう覚えてないので大きなところを。
ダメ元で歩き回っていたらパナソニックブース、さすがにCEATECにカメラ関係はないだろうと思っていたら【無接点伝送】の文字が飛び込んできたので早速かかりいんさんに食って掛かった。まだまだ技術開発の段階で製品化のメドはないようですが、なんとコチラは給電も可能ということで、現状では無接点と円形の形状を活かして監視カメラなどに展開予定ということで、フーンなるほどそうですかー、ところでTransferJetってご存知ですか? ムッチャ売り込んでおいた。目の前にGX7ぶら下げていたのでカメラに内蔵いかがですかって逆営業を全力でかましておいた。ああもう楽しいなCEATEC。給電なしのデータ伝送モジュールは非常にコンパクトだったので楽しみです。いずれは統合してくれたら嬉しいです。
テクテク歩いていたらなにやらガヤガヤしたカメラ集り、なんだろうと横目で見たら皆藤愛子がいた。めざましどようび辺りでレポートするんじゃないでしょうか。それを見た近くにいた若いリーマンが「うおおお顔ちっちぇぇぇぇぇかわいぃぃぃぃぃ」一方レートさん「トランスファーーーーー」トランスしていた。ちなみに皆藤愛子はこの後も会場内を堂々とチョロチョロしていた。TGSの井上さんと全く同じ状態だった。
Jawboneが出展していたのでMifit Flashを堂々と見せつけながらUP moveを覗いていたらイケメンスタッフが話しかけてきたのでドヤ顔でMisfitを見せ付けたらお兄さんが「コレはどちらの…」ライバル機を知らないとはお主ひよっこだな! fitbitから出直してきなさい。
ロームのブースでQiのなんか出展してたけど気持ちがトランスファーしちゃってゆっくりできそうになかったのでスルー。
どうしようもう覚えてないや。あまりにもTransferJetに熱中し過ぎて。というわけで色々すっ飛ばしてSeeQVaultブース。一度接近戦を仕掛けたのにオレを超越するグイおじさんがスタッフに絡んでしまったので一旦撤退する。ほとぼりが冷めた頃を見計らって再戦を挑む。今度はもうグイおじさんいなかったので今度こそド正面からラストバトル。いきなりグイグイ行くとさすがのスタッフ兄さんも引いてしまうので最初は若干一般人のフリをしてからの情熱Transfer大陸を横断し始める。熱い東芝兄さんも乗ってくださったけど真のTJマンは本日不在ということで非常に残念がっていた。昨日まではいたけど今日明日の最終日程までもう来ないという、残念。去年の盛り上がりがウソのように今年唯一のTJ展示となってしまったバッファローアダプタについて徹底的に掘り下げていたところ、東芝マンから衝撃の事実が告げられた。レコーダからTJで直接転送する物だと完璧に当然のように思い込んでいた。東芝マンが動作を解説する際に、バッファローアダプタの横を指差して「コチラのmicroSDにですね」ん? なんだって? microSD? ハハ、それはスマホの方でしょなに言ってるのハハバッファローアダプタにmicroSD入ってるの??? しかもSQV対応SD。詳しく解説していただいた。まず、レコーダで録画した動画をバッファローアダプタ内のmicroSDに書き出し、microSDからTJでスマホのmicroSDに転送するという。そうですか。ハハ。ボク、TransferJet大好きなんですよ、ずっと追いかけてきたんですよ、夢が溢れまくりんぐなんですよ。ハハ。クズだな。こんなトンデモな仕様だとは想像もしなかった。東芝マン曰く、本来は当然のようにレコーダに内蔵する予定だったのが、レコーダ部門に門前払い食らってしまったので妥協してこの形になったという。妥協ってレベルじゃねーぞ。どうしよう。どうしよう。オレ、パソコンに繋いだら使えちゃうんじゃねみたいなワクワク全開で書いちゃったよ。パソコンに繋いだらただのmicroSDカードリーダライタなんだって。どうすんの。予価8000円くらい。SQVレコーダもF-02Hもないと8000円のUSB2.0のmicroSD専用カードリーダライタ。TJはスカラー波だけ発出する。そしたらもう一人の東芝おじさんマンが救いの一言。「SQVのSD付きでこのお値段」おおおおおSQVするならTJをくれ!!! しかしSQV対応リーダライタは付属しないので単品で買った方がいいかもしれないという。ちなみにF-02H買ってもSQV対応microSDを別途購入する必要がある。障壁しかない。負けるなレート、勝つんだレート、障壁すらもトランスファー! はぁ…。しかしTrasnferJet活用の夢を語り合えただけでも大興奮だった、来て良かった。なお、ダメ元でバッファローアダプタにTJ-SDとかmicroBアダプタとかコすってみたけど何の反応もなかった。
いやー唯一のTrasnferJet展示で完全燃焼したっていうか燃え尽きたしもう満足だし次もあるからさっさと退場して次に、とエスカレータを上って場内の写真を魚眼で撮Qiブース見忘れたァァァァァマッハでエスカレータを落下してQiブースに駆け込み。Qiのアイデアコンテストがやってておもしろそうだなーと見てたら、おおっ! ドアモニのカメラへの給電にQi! コレ超おもしろい! コレ一位! え、投票対象じゃない!? ウソだ!!! お持ち帰りだ!!! 投票対象の方を見ていたら、どうも工業学校が主に参加しているようで、明らかに学生らしく男子がグイグイと投票シールを配っていたので、点字ブロックにQiを用いた作品に一票。他にもおもしろいアイディアいっぱいあったんだけど、残念ながらどれも給電というよりは通信がメインのアイディアが多く、その通信については言及していなかったのが惜しかった。ところでTransferJetってご存知? オレもうTJ営業になろうかな。メインの技術展示の方をぼんやり覗いてみる。…ん? 壁紙になんか書いてある。電磁誘導はわかる、Qiだね。【電磁誘導×磁界共鳴】なんだって? 磁界共鳴ってRezenceの十八番じゃなかった? 去年もお話しした東芝ウーマンにグイグイ訊いてみたら、現状でもすでに若干の磁界共鳴性能があるということ、若干だけど、と念押し。そしてRezence側から統合の歩み寄りも迫られているという、それは楽しみです。さらにとっておき、この展示に使用されている家具がQi搭載イケア照明だった。国内ではまだ販売されていないのでわざわざ輸入したらしい、試しにNexus5置いたらしっかり充電された、うわーすごぉーい。イケアって高いんですよね。うう…。せっかく東芝ウーマンがいらっしゃるのでQiとTJの情熱ランデブーについて熱く語ったら、東芝内ではNFC・Qi・TJの開発部で近接三兄弟と呼ばれているそうです。残念ながらNFCはTJに食われているのでTJとQiで東芝を救いましょう。当然ながらロームの新型15W給電Qiチップが出展されていたのでお話を伺った。なんとQiとPMC(Rezence)を自動判定で両対応ということで素晴らしい。製品化はまだまだ先だけど必ず出てくるので楽しみです。あっ、あと東芝ウーマンから衝撃の事実が告げられた。オレが嬉々として車載Qiスタンド自作したんですよ!って話したら「実はですね、Qiには車載用レギュレーションがございまして」え、マジで…、だから車載用ってべらぼうに高いんだ、まぁキーレスエントリーはドアだけだから大丈夫だけど、エンジンもタッチスタートになったら真面目に考えないと危険だわ、特に15Wになるとシャレにならないですよね、ありがとうございます。
ヤッベ全然書き終わんね。あまりに話が盛り上がり過ぎて、次の行程が押しているのに12時退出の予定が13:30のトンデモオーバーなのでダッシュで海浜幕張駅、南船橋で乗り換えて西船橋で下車、乗り換えで外に出たらなんか見覚え、ああ昔トモヤンの巣に泊まりに来た時に降りたんだった、この辺だもんね家。テクテク歩いて超久々の京成西船橋、ドンドコ進んで人生初の国府台で下車。お腹空いたしもう14時過ぎてるのでお昼、駅から徒歩ゼロ分でインドカレー屋があるんだけどどこだろうなーって改札でSuicaタッチして左向いたらそこにある。文字通りの改札ゼロ分だった。イスマイル。どう見てもラーメン屋の居抜き、この雰囲気には完璧に慣れたので何も感じない、ただ猛烈に感じるのはすぐ脇が駅前というフワフワ感と川沿いの風通し、異次元過ぎる。カレー二種セット1000円、サービスでドリンクOKというのでご厚意に甘えて珍しいアップルラッシー。日替わりの大根カレーとエビカレー。味はまぁまぁでした。とにかく立地がいい、冬は寒そうだけど夏にはイイ。
食後に線路脇を撮り歩きながら次の目的地、本日唯一のカフェ、踏切ギリギリの所にあるカフェこよ~て。この店のために国府台で下車した。なんでこの店に来たかって? だいぶ前にネットでたまたま『フラットブラウン』で検索したらコチラのお店が引っかかり、フラットブラウンを提供しているお店が非常に珍しかったのでどうしても行ってみたかった。入店。リビングっぽいカフェで居心地よし。マシンが見える席に座って、さてフラットブラウンを注文…、おや待てよ? フラットブラウン400円。ケーキセットが550円。150円でケーキが食える。上手い上手すぎるよなんて上手い商売だケーキセットください。それも普通のケーキなら食べなかった、ハスカップチーズケーキなどとヨダレしか出てこない代物だったせい。まずハスカップチーズケーキ。口に入れると最初にハスカップの爽やかで柑橘感たっぷりの酸味がぶわーっと舌に染みて、それから噛んで飲み込むとしっかりチーズケーキ、うわコリャ絶品だ、極めつけはお腹いっぱい。ついさっきカレー食べてすぐ歩いて胃袋が…。それでも残したらもったいないお味だったので完食。げふ。イグナイテッド。肝心のフラットブラウン。フラットブラウンというのは、グラスにあらかじめ牛乳を注いでおいて、そこにエスプレッソを抽出する、グラデーションが綺麗な一杯なんですね。ラテとかジブラルタルとか似たようなレシピが多いのでややこしいですが、フラットブラウンの最大の特徴は冷たい牛乳なんです。だからアッツアツじゃなくぬるぅ~いっていうと語弊はありますが飲みやすい温度ですぐ飲める。フォームでブクブクのミルクはすぐ満腹になっちゃうのでオレは断然コッチの方が好き。で、一口。…おおお、牛乳たっぷりなのにエスプレッソの苦味がかなり強くて全然負けてない、飲みやすいけどガッツリとエスプレッソ、うーんウマい。最近はおかんのためのカプチーノばかりで全然作ってないけど今度やろう。満腹極まりない。オシャレなミドルマスターとお話ししたかったけど業者の方が来ちゃったりでわちゃわちゃしちゃったので退店。良い店でした。機会が国府台は十割ないけどいずれソロでもいただきたいです。
そこから国府台駅まで戻るのもおもしろくないので、せっかくだから次の駅まで撮り歩きしよう満腹ごなしに。しばらくは商店街を45-150の圧縮感で抜いて、途中から脇道に逸れてライカ25mmでパシャパシャ。途中から幅ひとり分の完全生活砂利道に出て、うわーこの先抜けたらどうなるんだろうなーと進んでいったら行き止まりで、引き返して別ルートから抜けたら銭湯に出たからビックリした。まさに迷路。そして安定の、レトも撮り歩けば歩道橋に当たるの巻。市川広小路ってなんか聞いたことあるような交差点。ココなら魚眼で良い絵が撮れそうだなーって撮りまくってたらネズミ捕りパトカーがいっぱい撮れた。ネズミ捕りを撮る。ミイラ食いがミイラに食われなんだっけなんだっけ。そこから国道14号の江戸川橋(勝手に命名)を渡ろうとしたところ、ロケハン済みと嘯いても通じそうなほど美しい夕日がブッ差してきたので、総武本線とかスカイツリーを絡めた絵や、橋梁の構造を魚眼でデフォルメした絵などを腐るほど撮りまくった結果、橋の揺れと高所恐怖症でゲロゲロになる。さすが国道の四車線だけあって中腹の揺れが尋常じゃない、あそこでレンズ交換したら川面へのポロリもあるよ。あるよ! すっごく楽しく撮りまくって橋を渡り終えたところで二百倍の疲労感が強襲してきて途端に帰りたいモード、しかしまだ寄る所があるので帰れない、ひとまず江戸橋駅なんだっけ江戸川橋駅なんだっけ江戸川駅。ややこしさランク国内三位くらいの駅名である。
オイまだ書くのかよ。江戸川駅から日暮里、乗り換えて山手線でアキバ。構内でお馴染みの物産展やってておいしそうなのがあったんだけどバイトのチャンネーにばら売りしてってお願いしたら断られた。正直に言おう。おじさん一個でいい、こんなに食えない。のものも除いたけどヒットする物はなかった。ヨドバシアキバ。うわーゲームコーナーで買い物するの何年ぶりだろ、フラれ気分でポケモンY以来かな、すぐ売っちゃったけど。チャイルドオブライト。ザベストコーナーに売ってない!と思ったらスペシャルエディションは通常版でロープライスだった。三階で改めてGX8触ってクソでけぇと失礼極まりない悪態を残す。久々の一階モバイルコーナーで、カーステレオとスマホ接続用のL字ケーブルを探しに来たんですがなかなか見つからない、おかしいなアキバ店に在庫ありって表示あるんだけど、倉庫にあるのかな、訊いてみようかな、と思い始めた途端に見つかるマジック。レジに並ぼうとしたら女子とお見合いしてしまったのでどうぞどうぞ合戦の末に女子に先に並んでもらったら会計の挙動がコチャコチャで譲り慣れてなさが初々しかった。よかったらこの後ボクとトランスファーああすいませんお会計ですねわかります。
時間ないのに兄貴がおみやげ買ってきてというのでCHABARA。2k540は結構ウロウロしたけどCHABARAはいつも覗き見しかしたことがなかったのでぐるっと回って超広いなオイ。どうすんのコレ現地行かなくて済むヤツになってるじゃん、地方大丈夫なのコレお得なの。ランパスシンドロームにしか見えない。みかんがおいしい地域ですよ。みかんジュース売ってます。飲めば完了。いいのか。いやコレが食料品にできる最大限のアプローチなんだ。兄貴にはゆで卵とキノコのオリーブ漬け、オレは消費期限今日まで飲むヨー。良きか悪しきか、消費者次第ですね。
本当に時間ない(閉店しちゃう)のでアキバ下町をスピーディに巡回。3mのmicroBケーブルが欲しかったんだけどいきなり入ったあきばおーで3mを早速発見して購入、400円。続いて大好きなアキバ特区に行ったら3mのフラットが250円で即買い。変換問屋(なんか違うな)のL字コネクタもあったので一緒に。あっさり目的を果たしてしまったので御茶ノ水駅までの道中にブラブラ覗いてたら、撤退途中のサンゲット二号店の二階、大昔に一度だけ休憩に使ったカフェでイベントか何かあるらしく、向かいのORANGEの脇に行列ができていて、その行列がORANGEの商品棚に一瞬でも引っかかった瞬間ご主人ブチギレしてカフェスタッフに激昂しまくってた。まぁそりゃそうだ、と思いながら久々にORANGEの店内物色してたらご主人が小声で「クソッ、クソッ」と呪詛のように連呼してて全米を泣かしたのでヒヤヒヤしながら退店した。ああいう行列って存在だけで物々しくて客が遠のくから近隣店からしたらド迷惑でしかないものね。
御茶ノ水から新宿。今日は新宿には用事がないので腹ごなしに幡ヶ谷まで歩き。せっかくだからまだGX7ではまともに捉えていない都庁をしっかり撮るか、と目ぼしい場所で高架道路に上がったらチュッチュしてやがった。しかも想定よりも手前だった上、三脚はないけどクリップスタンドあるからいいやと思ったらパッキングできる場所が全然ないので仕方なくマイクロ800にレンズキャップと小説で無理やり仰角を付けてがんばって25mmで撮った。しかしやはり遠いのでもう一歩進んだ高架に上がったらなんだもう都庁の足下か、せっかくなので足元のドセンターから魚眼でぶち抜く。…うっ、真下だから仰角が全然足りない、仕方ないチルト液晶を第三の脚にして奇跡の仰角三脚が完成した。よーしじゃあ撮るか、この手前の手すりに乗せて、二秒レリーズで、よし撮れた、どれどれオレめっちゃフレームイン。シャッター押してから必死にカメラから逃げるなんて初めての事態。恐るべし都庁、恐るべしマスゾエール。さらにグングン歩いて水道通り。いつも夜しか歩いてないから日中でどんなカンジなんだろうなーとボヤボヤ歩いてたら見知らぬパン屋さんが、へぇこんな所にパン屋がエスプレッソマシンが見えるよ? 黒板メニューにもESPRESSSOの文字。入りたい。閉店時間。チッ。まぁ仕方がない次の機会に、と歩き出して30秒でまたエスプレッソの店に遭遇。初台幡ヶ谷ってこんなエスプレッソ天国だったっけ…。でも夜はバーっぽい雰囲気なので入りづらく、兄貴も待たせているので諦める。
久々の兄貴ハウス到着。昨日までは焼き肉感バリバリだったけど昼のインドカレーがド残りでそんなに食えないので少し時間を置いてから兄貴と出発。近所にできたワンコインピザのオシャレな店。周りの客みんなオシャレだし分煙されていないのが残念だけどピザはウマい、しかしド残りが結構堪えてオレは三枚でギブアップ。兄貴はまだまだ行けそうなカンジで四枚目注文して直後に満腹感が来たなどと供述して兄弟で手分けして死にそうになりながら四枚目を完食。あー、ハワイアン食えなかった。隣の若いカップルのお兄さんが、退店際に店員のチャンネーにドヤ顔で「おあいそ」って言ってて吹いた。みんな実はオシャレに必死なのかもしれない。コンビニで軽く買い物して兄貴ハウスで明日の行程を練りながら寝落ち。
こんな長さで大丈夫か。というわけでようやく日付が変わって十日土曜日。早めに出るつもりだったけどまったりしてしまう。兄貴と近所のセブンに行って朝メシの買い出し。ストマックに色々響いているので中華丼。食べ終わって準備して単独で出発。いつの間にやら新たなカフェが幡ヶ谷に開店していた。パドラーズコーヒー。幡ヶ谷というか西原の扱いだけど。近所で運動会やってるらしくて商店街には親子がわらわら溢れていたのに一つ路地に入ったらおしゃれビームが飛んできてイヤな予感がしたけど勇気を出して入店したらジャパン女性と外人ボーイが英語トークしてていきなり退店しそうになるところをグッと堪えてエスプレッソ注文。座席で待っていたら店の奥の角でジャパン女性と外人ウーマンが英語トークしていた。真ん中のテーブルでオダギリジョー風お兄さんが黙々とコーヒー。オシャレ爆発しろ。マスターに呼ばれたのでエスプレッソを受け取り、カウンター脇のシュガーポットを開けたら、ん? なんだ? すっげぇ見覚えのある砂糖だぞ? 「マスターこのお砂糖なんですか」「えーっとそれは甜菜糖です」我が家で最も愛用しているエスプレッソ用の甜菜糖、道理で見覚えがあるわけだ、お店で使ってるのは初めて見た、感動。きっと味も感動することだろう、ゴクッ、酸っぱい。強烈な酸味でマズくはないけどイタリー伝統とはかけ離れた酸味。やはりおしゃれフルーティの呪縛からは逃れられないのか…。
そこから歩いて下北沢。幡ヶ谷から下北までの道はもう二度も歩いているので撮れ高を確保できる新しい道を探しながら歩くのは大変、今回は代々木上原をかすっていくルートで。下北沢に接近してきた辺りでやたら混雑している店が、みんな同じチラシ持ってる、なにやらカレーフェスタ的なイベント? インドカレーは皆無の様相だったのでスルーした。レトロな劇場を横切って下北のゴチャゴチャに突入。二店舗目バロンデッセ。一度目のベアポンドチャレンジで激込みで諦めた時にこの店の存在を知ったけど落胆して諦めて、しかし気になって改めて来店。都内では神保町のシュヴァルツヴァルトの180円に次いで激安のソロ190円! さすがラテ専門店と謳っているだけのことはある。コンパクトな店内にマスターが牢屋の中にいるイメージ。マシンがド目の前にあって素晴らしい。早速目の前で抽出してもらって一口。…うーん、酸っぱいなぁ…。パドラーズよりもおいしくない酸味。砂糖が合わないのかな。味は残念だけどこんな目の前で抽出を見られたのが嬉しかったので、マスターに「いやーこんな目の前で抽出見られたの初めてですよー」って言ったら「あそスか」で終わった。すぐ出た。値段の安さは二番だけど愛想のなさは一番だった。おあいそ。
三店舗目、バロンデッセから徒歩三分ほどのご近所にあるアンソロップ。なにかのキッカケで検索して知ったところまでしか覚えてない。恐らく今回のカフェ巡りで最も感動したお店だと思う。カフェ巡り経験はまだまだ浅いけど、そんなオレが見てきた中でもブッチギリの超狭小キッチンがそこにあった。マスターのお姉さんが回転するだけで全てに手が届くという驚異的な狭さ。効率としては非常に良い。座席もウナギの寝床で奥に細く長く、無駄な広さのない理にかなった都内らしいコンパクトさ。感動した。早速ソロを一杯。うんめぇニャー。あんまり砂糖が合うのでお姉さんに話を聞いたら、豆は変わるけど今日はブレンドとのことで、あーやっぱりブレンドですよねブレンド安泰ですよね、今日三杯目だけど超おいしいッスわーとテカテカしながら話してたら、座席でコーヒーを飲んでいた美人チャンネーがマスターのお姉さんにフキンを借りに来た流れでオレに向かって「ココおいしいですよねー」と言った。極上スマイルだった。なにこの突然のWUG。そうだねコレはどう考えてもあなたの淹れたエスプレッソが飲みたいアピールですよねそうですよね!!! だがしかし許せチャンネー、オレは今とても大事なエスプレッソラブしかもソロラブなのだ、叶わない恋心なのだ、許せチャンネー、そんなキミにこの言葉を送ろう、太陽曰く燃えよカオス。しまった厳密にはWUGじゃない。
すでに三杯も飲んだけどなんかいつもより余裕なカンジなので下北沢駅から次に移動、駅構内でガリタさん一家とすれ違った。非常に面倒な乗り換えに乗り換えて、思い返せば四度目の正直、広尾に到着。さすがに今日こそは営業しているはず! いやもう営業してなくてもまた来るみたいなシステムになってるから! でもやっててお願い! うわぁい営業してる! というわけで四度目の正直でついに入店が叶った、ピエトロ・プレツィオーゼ。デロンギのエスプレッソセミナー講師、阿部バリスタのお店。ご紹介いただいてから来店に随分と間が空いてしまった。お客さんは誰もおらず。イケメン兄さんにテーブルに案内されてメニューを開くとうおバンコ料金!? 兄さんに確認して神速でバンコに移動してソロ100円。うわー、デルソーレ以外にバンコ料金やってる店があったんだ、しかも阿部バリスタのお店、感動した。すぐさま阿部さんのセミナーのお話しをしたらお菓子をくれるシステムでいただいた、おいしいビスケット。イケメン兄さんはバリスタでありながら本業はパティシエで、このビスケットも兄さんの作品だそう。おいしいです。そしてソロはイマイチだった。色々とお話しをさせてもらって、ウチはスペシャリティの流れとは違う、イタリア南部のトゥルチッロという日本ではマイナーな豆を使っている、ということだったんだけど、兄さんのおっしゃる「やわらかな酸味」の通り、どうもドッシリした苦味よりもふんわりした酸味の方が前に出てきてしまうカンジで、好みとは違う、残念。でもさすがバンコだけあってエスプレッソトークに花を咲かせていただいて、喋りまくっていたら阿部バリスタ参上。なんだかベテラン風のメンズがお二人来店してバッグ満載カメラ小僧の居場所が急激に霧散したので退店、そしたら阿部さんがご丁寧に名刺をくださって、わからないことがあればぜひご連絡を、と涙出そうな優しさを賜ったので早速質問した。質問を要約すると、挽いた粉がダマになってタンピングしづらい、どうしたらいいか、と訊ねた。すると阿部バリスタの答えは明瞭だった。「家庭用ではムリです」いやもうそれくらいフラットディスク級にスパッとおっしゃってくださった方が溢れる涙も乾かない。五万もしたイベリタルでもダメですか、まぁアレもあくまで“家庭用では”上位、って程度ですからね…。シルビアが十万だからグラインダーはその五割増しくらいの持ってないとダメですかね。いやいやコニカルでもまだまだやれる。がんばる。
爽やかな気分とドロドロの紀文(変換履歴)がゴッタミックスになりながら次の店を目指していたら急激なアルティメットストマックブレイクが強襲してきて手先のシビレまで出てくる始末、これはアカン次で最後にしよう五杯目だけど。こちらも比較的ご近所、広尾から恵比寿までの間、ザ・シティベーカリー。見た目はどう見てもパン屋。名前もパン屋。パン屋でしかない。カフェだけでいいですか。端っこの席にソロだけ頼んで申し訳なさそうに座り、カウンターから丸見えのマシンの抽出状況を眺める。お兄さんがやるのかと思いきや細っこいお姉さんが担当。お、ボトムレス、ただのパン屋かと侮ってたけどすでにスゴい。そしてここから、レートさんはお姉さんから目が離せなくなってしまう。なんでってそりゃあ、注文から提供まで四度もの抽出やり直しを見せ付けられたら、もうこの店がパン屋に見えなくなって当然である。400円強の飲み物、それもメインがパン屋でありながら、一度は見たことがあっても四度も抽出し直す人は見たことがない。それは単に腕がなくて安定した一杯が出せないのかもしれない、それでもちゃんとした物を出す姿勢は間違いなくある、いい加減な物を出したくないと思っている。四度目にしてようやく提供されたソロ一杯、トスキのズッケロを一袋入れ、いざ一口。スーパーうまい。間違いなく今日一番でうまい。好みに最高に合致した。砂糖との相性、主張し過ぎない絶妙な酸味、骨太の苦味、そしてとろみ。最高のバランスだった。五杯目の死にそうな胃に入れる物ではない。方向としてはランゴリーノに非常に似ている、酸味と苦味のバランスが特に。最後の最後で良い出会いだった。犬同伴マダムやチュッチュ外人カップルなどオシャレ爆発はどこも一緒なだけに、エスプレッソはやっぱり飲んでみないとわからんもんですね。それがまた一つの楽しみでもある。
ヤバい時間がない。そろそろ書き終われ。恵比寿から乗り継いで新宿。ヤマモトコーヒー行きたいのに大江戸線遠いわー。他の店に見向きもせず紀伊国屋も通り過ぎてまっすくヤマモトコーヒー。本当に時間がないのでゴールドセレクション1キロをすぐに会計。トップクラスもグランエスプレッソも旧パッケージなのにゴールドだけ新パッケージなのはなんでだろうとレジの奥方に訊ねたら、「えっと、ゴールドが一番売れてて、うーん、やっぱり一番売れてるっていうことは…」奥ゆかしく商品レビューしていて吹いた。
新宿駅から乗り継ぎにうまく成功して早めに地元にカンバック。軽く身支度を済ませて、夕飯を約束していたyusakuをオデミちゃんで拾って気になっていた海鮮居酒屋に爆込み。田舎は突然込むんですよね不思議なことに。どうしようかーとウロウロしていたらピピーンと来た、昔からずっとやってるけど情報皆無で怖すぎて一度も入ったことがない魚介の店。この情報社会ですら食べログにもぐるなびにも情報がない。怖い。いやでも二人なら大丈夫! 勇気出して入店。ご主人一人で切り盛りしているらしく、お客はオレたちだけ。最も恐れていたお値段も、手頃なところでは海鮮丼1300円と想定内のお値段で安心。二人でダベりながら完食、足りなかったので手巻き寿司もとダシ巻き玉子も追加。お酒なしで5000円弱。さっきの海鮮居酒屋ならもっと高かったはずなので、貸し切り状態でまったりとご飯をいただけて良かったです。リピートは難しいが。まだダベり足りなかったのでドトールで延長戦。24Hスタンド併設の店だけど何時までやってるか気になったので訊ねたら27時って言われておったまげた。エスプレッソ五杯にコーヒー足したらすぐ死ぬのでオレンジジュース。ひたすらダベってたらあっという間に時間が過ぎたので帰る。
過去最長かも? アップ前のファイルと比較したら40KB書いた。月半ばにしてすでに歴代一位の気配。