派遣社員の長野隆央が依頼された仕事は、工場派遣ではなく、ベビーシッターだった。しかしその赤子は、とても魅力的で、大人びていて――。生真面目な男が振り回される、珠玉の受難ストーリー。
コンビニエンスストアの深夜アルバイトを勤めるごく普通の主人公の視点で綴るお話し。
夏。千内高校放送室では、生徒による昼休みの放送が行われていた。しかしそれは、流行のJ-POPでもなければ洋楽でも演歌でもなく、ましてや音楽ですらない。ひとりの男子生徒がパーソナリティを務める、町内限定放送のラジオ番組だった。汗と涙と笑いと感動と電波の、青春ラジオノベル。
季は冬、処は北海道。とある一軒家には花火という男の子が、別の一軒家には椿という女の子が暮らしていました。二人はとても仲良しで、それは大学生になっても変わっていませんでした。北海道の冬、再来。
前作最終話から数日。東京から遠く離れた田舎に越した二人は、新天地で新たな生活を始めた。二人は様々な障害を乗り越え、本当の幸せを掴めるのだろうか? それともまた、ドタバタなラブコメディに…?
どこにでも居そうな普通の男の子が、部活帰りに立ち寄った一つの公園。そこで見つけた汚れた人形を、男の子は家に持ち帰って洗ってあげました。すると驚いた事に、そのお人形はかわいらしい女の子に姿を変えてしまったのです。恩返しのために人の姿になった女の子「穂村春」。暖かな春の日々、どうぞご覧あれ。
関西弁を喋る脱力感溢れるいい加減な男子高校生「煎御谷 花火」。その花火に一方的に付き添う内向的で大人しい女子高校生「冬矢 椿」。いつしか馴染んでいく二人の関係は、まるで溶けゆく雪のよう。北海道、冬来たる。
母親の形見であるペンダントを奪おうとする組織から逃げ惑う青年「フレイ」。フレイを助け 行動を供にするようになった、治癒の能力を持つ女性「秋町 唯」。不思議に交錯する二人の真実、不思議に交錯する二人の運命。